One Cut Note  One Cut Note

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教材Top - STEP 5

口パク

6フレーム 所要時間:30〜60分 難易度:★☆☆

このSTEPで学ぶこと

このSTEPでは「おはよう」という一言をリップシンクで表現します。 日本語の口パクは母音(あ・い・う・え・お)の形が決め手です。 子音ごとに異なる形を描く必要はなく、母音5種 → 4形状に整理するだけで 「しゃべっているように見える」アニメーションが作れます。

「おはよう」はO・HA・YO・Uの4音節(6フレーム)で構成されます。 実習を通じてリップシンクの基本ルールを習得し、 STEP 2(まばたき)と組み合わせることで「しゃべりながらまばたきするキャラクター」へと発展させましょう。

アニメーションの原則

⏱ タイミング(リップシンク)
Timing — Lip Sync Application

タイミングの応用として「リップシンク」があります。音声の母音の変化に合わせて口の形を変えます。 日本語アニメでは「あ・い・う」など母音に対応した数種類の口形で構成されます。 3形状のシンプルなローテーションだけでも、会話しているように見えます。

口形の分類(母音・子音)

日本語の口パクは母音の口形が核心です。子音は主に「閉じた口」への短い遷移フレームとして処理します。

母音の口形(5種 → 4形状に簡略化)

/ a /
開(A)
縦に大きく
/ i /
中(I)
横広く浅い
/ u /
小(U)
前に丸く小さく
/ e /
中(I)に近い
いより少し開く
/ o /
開(O)
縦に丸く
アニメでの簡略化ルール:
あ・お → 「開」(縦に大きく開く) い・え → 「中」(横に広く浅く開く) う → 「小」(前に丸く小さく) 子音・無音 → 「閉」(横一本線)

子音の扱い

ま・ば・ぱ行(M / B / P)
→「閉」
唇を完全に合わせる。最も明確な閉口子音。
さ・た・な・ら行など
→「閉」(ほぼ閉じ)
ほとんどの子音は遷移フレームとして「閉」を1コマ挟む。
は行(H)
→「閉」〜わずかに開く
呼気音。閉口で処理しても十分に見える。
や行・わ行(Y / W 半母音)
→「閉」(短く)
次の母音へ素早く移行。1コマで処理するのが自然。
ポイント:子音フレームは 1コマ(≈42ms)に短縮すると自然なリップシンクに近づきます。 初心者は全フレーム2コマ均等でも「しゃべっているように見える」効果が十分に得られます。

フレームとタイミング

4つの基本口形(参考)

「閉」— 子音・無音

横一本線。
子音・無音の遷移フレーム

「中(I)」— い・え

横広く浅く開く。
い・え母音

「開(O)」— お

縦に丸く開く。
お母音

「開(A)」— あ

縦に広く大きく開く。
あ母音

「おはよう」のフレーム割り当て

お(O) → は(H子音+A母音) → よ(Y子音+O母音) → う(U) の順に6フレームを割り当てます。 子音フレーム(赤バー)は1コマ、母音フレーム(青バー)は2コマで自然なリズムになります。

F1「開(O)」
2コマ
F2「閉」
1コマ は(H)
F3「開(A)」
2コマ は(A)
F4「閉」
1コマ よ(Y)
F5「開(O)」
2コマ よ(O)
F6「小(U)」
2コマ

※ 青バー:母音フレーム(2コマ≈83ms) 赤バー:子音遷移フレーム(1コマ≈42ms) 合計10コマ(≈417ms)

組み合わせ技: まばたき(STEP 2)のフレームを別のタイムラインレイヤーとして管理できれば、 口パクとまばたきを独立して制御できます。one cut note の実装によっては フレーム数を口パク×まばたきの最小公倍数で構成する方法もあります。

実習手順

  1. F1「開(O)」を描く — お

    顔全体を描きます。口はO形(縦長に丸く大きく開いた状態)。口の内側を暗く塗ると奥行きが出ます。

  2. F2「閉」を描く — は(H子音)

    口以外はF1と同位置に描きます。口は横一本線(閉じた状態)。前のフレームを薄く表示して位置を合わせます。

  3. F3「開(A)」を描く — は(A母音)

    口はA形(縦に大きく開いた状態)。O形より横幅がやや広く、より大きく開きます。

  4. F4「閉」を描く — よ(Y子音)

    F2のコピーを使うと効率的です。子音遷移フレームはF2と同じ「閉」で構いません。

  5. F5「開(O)」を描く — よ(O母音)

    F1のコピーを利用しましょう。お と よ はどちらもO母音なので同じ口形です。

  6. F6「小(U)」を描く — う

    口を前に丸めて小さくします。U形は他の母音より口が小さく、丸みが特徴です。

  7. コマ数を設定する

    F1・F3・F5・F6は2コマ、F2・F4(子音)は1コマに設定します。全フレーム2コマ均等でも「しゃべっているように見える」効果は得られます。

  8. プレビューして確認する

    「おはよう」と声に出しながらアニメーションを確認します。口の変化のタイミングが声に合っているかチェックします。

注意: 口以外の部分(目・鼻・輪郭)の位置がフレームごとにずれると、顔全体がガタガタ揺れているように見えてしまいます。 オニオンスキンを使って位置を合わせましょう。

自己評価チェックリスト

評価項目確認ポイント
4形状が明確に区別できる 「閉」「小(U)」「開(A)」「開(O)」が見比べたときはっきり違って見える
O形とA形が区別できる お のO(縦に丸い)と は のA(横広で大きい)が形として違いがわかる
顔がブレない 目・鼻・輪郭がフレーム間でほとんど動いておらず、口だけが変化している
「おはよう」に聞こえる 再生したとき6フレームの変化が「おはよう」のセリフらしく見える
子音フレームが短い(上級) F2・F4が1コマで処理されており、口の変化がテンポよくスムーズに見える

AIで答え合わせ

1
フィルム状PNGで書き出す
2
下のプロンプトをコピー
3
AIにPNGと一緒に送る
添付画像はアニメーションの全フレームを横に並べたものです。 左から右へ F1〜F6 の順で再生されます。 各フレームのコマ数は画像下部の数値をご確認ください(24fps基準、1コマ≈42ms)。 【演習課題】STEP 5:口パク・リップシンク「おはよう」(6フレーム) フレーム構成: F1「開(O)」お / F2「閉」は(H子音) / F3「開(A)」は(A母音) F4「閉」よ(Y子音) / F5「開(O)」よ(O母音) / F6「小(U)」う 以下の観点で評価してください: 1. 口形の種類が区別できるか 「閉」「小(U)」「開(A)」「開(O)」の4形状がそれぞれ区別できるか。 特にO形(縦長に丸い)とA形(横広に大きい)の差があるか。 2. 顔のブレがないか 目・鼻・輪郭がフレーム間でほとんどずれておらず、口だけが変化しているか。 3. リップシンクとしての説得力 6フレームを再生したとき「おはよう」と言っているように見えるか。 4. 子音フレームの処理(任意評価) F2・F4(子音閉口)が短く(1コマ程度)処理されているか。 全2コマ均等の場合も、会話感があれば問題なしと評価してください。 絵の上手さは評価せず、口形の変化と顔のブレのなさに絞って評価してください。 改善提案を 1〜2 点お願いします。
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