目を開いているだけのキャラクターは「静止画」に見えます。 まばたきを加えると、それだけで「生きている」感が生まれます。 日本アニメで最もよく使われるテクニックのひとつです。
ポイントは「フレームの表示時間(タイミング)」です。 目を開ける時間・閉じる時間・間(ポーズ)の長さが、自然なまばたきか不自然なまばたきかを決めます。
アニメーションにおける「タイミング」とは、各ポーズを何フレーム見せるかの判断です。 同じ絵でも、フレームの長短で動きの「重さ」「速さ」「感情」が変わります。
まばたきの場合:目を閉じるフレームが短い(速い)ほど「素早いまばたき」になり、長いほど「眠そう」「ゆっくり」に見えます。 また、まばたき後に少し間を置くと「考えている」「感情があふれている」ような演出になります。
5フレームのゆっくりまばたきアニメーション(全開 → 半目 → 全閉 → 半目 → 全開)
ゆっくりまばたきは5枚のフレームで作ります。「半目」フレームを加えることで、より滑らかで感情的な印象になります。
※ 1コマ ≈ 42ms(24fps基準) 4コマ ≈ 167ms、2コマ ≈ 83ms 合計14コマ(≈583ms)
「全開」が長く、「半目」「全閉」は均等。全体的にゆったりとした印象。
すべて同じコマ数だと機械的でロボットのように見える。
目を開いた状態の顔を F1 に描きます。トレス機能を使う場合は、キャラクター画像を読み込んで下絵として使いましょう。
「前のフレームを薄く表示」をオンにし、F1 を参考にしながら目の高さを半分ほどに縮めます。まつ毛の形を軽く描くと表情が出ます。
目を完全に閉じた状態(一本線や細い弧)を描きます。
F2 をコピーして F4 に使うと手軽です。左右対称になるよう確認しましょう。
F1 のフレームをコピーして F5 に使うと確実にループが繋がります。
F1・F5 を 4コマ、F2・F3・F4 を各 2コマに設定します。プレビューで確認し、もっとゆっくりにしたい場合は F1・F5 を 5〜6コマに増やしてみましょう。
APNG またはフィルム状PNG で書き出します。
| 評価項目 | 確認ポイント |
|---|---|
| ✓ 全開・半目・全閉が明確 | F1(全開)・F2(半目)・F3(全閉)を並べたとき、3段階の目の開き具合が明確に違う |
| ✓ 半目フレームがある | F2・F4 に目が半分閉じた状態のフレームが描かれている |
| ✓ タイミングの差がある | F1・F5(全開)のコマ数が F2・F3・F4 より長い |
| ✓ ループが繋がる | F5 → F1 に戻ったとき目の位置がずれず自然に繋がる |
| ✓ 書き出せた | APNGまたはフィルム状PNGで書き出してアニメーションが確認できた |